鞄・バッグ
Title 革のバッグにボールペンの汚れ。キレイにできますか?
愛用している革のバッグに、子供がボールペンで落書きをしてしましました。
この落書きをキレイにすることはできるのでしょうか?
デア クリーニングカウンセラーより
「お気に入りの革のバッグに、お子様のいたずらで、ボールペンの落書きをされてしまった」というご相談は、実はよくお寄せいただきます。
結論から申し上げますと、ボールペンの落書きの修復をすることは可能です。バッグクリーニングと、リカラーもしくは色替えをご依頼ください。
革(レザー)のバッグにボールペンの汚れがついている場合には、このように作業を進めます。
まずは、ボールペンの落書き部分と、そのほかの部分の汚れを落とすバッグクリーニング。皮革専用クレンジングウォーターや特殊溶剤を使ったドライクリーニングで、できる限りバッグ皮革についたボールペンインクの汚れを落とし、キレイにします。
次は補修の工程です。落としきれずに革に残ってしまった汚れを目立たないように修復していきます。
リカラーは、バッグ本来の色と同じ色の染料、もしくは顔料を使って、汚れやキズの部分に着色して修復していく技術。
まずは、お預かりしたバッグの色に合わせて、染料または顔料の色を調合し、ぴったりの色味を作り出します。そして細筆やエアブラシを使い、調合した色をバッグの汚れ・キズ箇所に細かく塗り付けて補修していきます。
それに対し色替えは、白いバッグを黒いバッグにする、というように、バッグそのものの色を全体に塗り替える技術。
ボールペンインクの汚れや、バッグについた細かなキズも色を上塗りすることでキレイに隠れるので、たくさん汚れやキズがついてしまったときにおすすめです。また、汚れやキズが気になる場合だけではなく、例えばバッグの色に飽きてしまったときにも色替えは便利。
バッグを全く違う色に塗り替えることが可能なので、ずっと持っているバッグでもまだまだ楽しむことができます。
(※もともと濃い色のバッグは、ご希望の色への色替えが難しい場合もあります。お品物の状態、またはスウェード素材など材質によっては色替えやリカラーを行うことが難しい場合もあります。)
ボールペンインクの汚れがついてしまったからといって、お気に入りのバッグをあきらめなくても大丈夫ですよ。ぜひ、デアにお任せください。
Title バッグのキズが気になります。リカラーってどんな技術ですか?
使っているうちに、革のバッグのカドがキズついてしまいました。いたんでいる部分をキレイにしたいのですが、リカラーはどんな技術ですか?リカラーでキズは補修できるのでしょうか。
デア クリーニングカウンセラーより
革のバッグを使う上で、どうしてもキズがついてしまうのは仕方ないことですが、できればずっとキレイなまま長持ちさせたいですよね。
購入してすぐ、皮革製品に対応した防水スプレーで軽くコーティングしておくのは、キズ防止には有効な対策です。しかしすでに使い込んでキズがついてしまった場合には、補修するしかありません。バッグの補修技術として代表的な「リカラー」について、詳しくご説明しましょう。
まずリカラーは、レザー/皮革製のバッグのみでなく、キャンバス地やデニム地の布製バッグの修復も可能な技術です。
例えば、カビの生えてしまったキャンバスバッグの場合は、まずクリーニングと漂白処理を行って、それでもキレイにならない変色部位には染料または顔料を使ってリカラーを施します。また、全体に色が褪せてしまったキャンバス地バッグもリカラーで着色すれば、キレイによみがえります。
そして革のバッグに汚れ・黒ずみ・シミ・キズ・スレ・ひび割れのある場合には、ほとんどのケースで、リカラーがファーストチョイスの修理手段です。(※スウェード素材など、リカラー技術を使えない素材もあります。また、バッグの状態によっては、リカラーを施すことが難しい場合もあります)
リカラーはこんな手順で行われます。
まずクリーニング。布のバッグなら丸洗いや漂白処理で、皮革製のバッグなら革用クレンジングウォーターやドライクリーニングで、全体の汚れを落としておきます。
そして次はリカラーです。お預かりしたバッグの色味とちょうど同じ色になるよう、熟練の職人が絶妙に調合した染料、または顔料を使って補修します。細筆やエアブラシを利用して、落としきれなかった細かなシミや小さなキズ部分もひとつひとつ丁寧に色を塗りつけ、新品当時の状態になるべく近づけることを心掛けて仕上げていきます。
ブランド品バッグのロゴ周りや金具の周り部分は特に緻密な作業ですが、細かい部分のために用意された極細筆を使用して色を乗せていきます。キズやスレ・ひび割れが起こりやすいバッグのカドの部分も、エアブラシや各種の筆を駆使した細かな着色技法でしっかりと修復していきます。
一度ついてしまったキズをキレイにリペアできるのは、やはりプロの技術あってこそ。気に入っているバッグほど、出番が多くてキズや汚れも付きやすいと思います。まめにプロのメンテナンスをするほど、長く使うことができますよ。
Title 高級ブランドの「エルメス」のバッグのクリーニング・リペアはできますか。いままで取り扱った実績がありますか?
デアは高級ブランドの「エルメス Hermes」のバーキンのクリーニングやリペアはできますか?
エルメスのバッグを、これまでにたくさん取り扱った実績がありますか?ちなみに、黒ずみとキズが気になっています。
デア クリーニングカウンセラーより
大切にされている高級ブランド品のバッグ。しかもエルメスのバーキンほどの良いバッグなら、しっかりとお手入れすればかならず長くお使いいただけるでしょう。
結論から申し上げますと、デアは「エルメス Hermes」のバッグのクリーニング・リペアの依頼をお受けしています。
そして、いままでも数多くエルメスのバーキンなどのバッグをお取り扱いさせていただいております。
バーキン、エブリン、ケリー、ガーデンパーティー、ピコタン、リンディなどの「エルメス Hermes」の各種バッグは、造りが上質な高級品であるため、デアでは、バッグ製造の専門技術者がクリーニングとリペアを手掛けます。
専門技術者はバッグをゼロから作り上げていく技能があるので、例え壊れてしまったところ(バッグハンドル(取っ手)が千切れた、ファスナーが壊れたなど)があっても、高い技術力で丁寧にお直しいたします。
もちろんエルメスのバッグの黒ずみ・キズのリペアも、多数お取り扱いした実績があります。
エルメスのバッグのクリーニング・修理の料金表はこちらでございます。https://weather-dea.net/bag/charge#HERMES(※要リンク)
エルメスのバッグは、ほかのバッグにはない魅力があります。
洗練されたデザインの美しさ、使いやすい構造、皮革の上質さ…。昔から世界のセレブも夢中になるほどの上質なバッグブランドとして、確固たるポジションを築いています。たとえユーズド品(中古品)になっても、欲しいという方がたくさんいらっしゃいます。
ハイクラスなエルメスのバッグに相応しいメンテナンスのご用意がありますので、ぜひデアにお任せください。
Title キャンバス地のバッグについてしまったカビ。キレイにできますか?
湿度が高い時期を過ぎたら、ブランド品のキャンバス地のトートバッグにカビがはえてしまいました…。
バッグクリーニングでキレイにすることはできるのでしょうか?
デア クリーニングカウンセラーより
キャンバス地のトートバッグは、オンにもオフにも使いやすい重宝なアイテムですよね。しかし湿度が高い日本においては、カビがはえてしまった、というのは実はよく起こるトラブル。
デアは、キャンバス地のバッグについたカビのクリーニングと修復も多く取り扱った実績があります。(例:プラダ、バレンシアガ、ルイ・ヴィトンなど)
この場合には、「バッグクリーニング」と、「リカラー」のメニューでご依頼ください。
カビのついたキャンバス地のトートバッグは、デアはこのようにケアしています。
まずはバッグクリーニング。キャンバス地のバッグのカビの場合は、カビ除去と着色除去のため、漂白剤を使ってクリーニングを行います。つけ置き洗いやブラシ使いで、なるべく汚れを落とします。
しっかりと乾燥させたあとはリカラーの作業です。落とし切れずに残った着色・変色部分を目立たないように修復していきます。
最初に、キャンバス地の色に合わせて、染料を職人が絶妙に調合します。
バッグにぴったりの色合いの染料が出来上がったら、それを細筆やエアブラシを駆使して細かく塗りつけ、汚れ部位をキレイに隠していくのです。
最終的には、さっぱりとキレイに汚れも取れ、カビの着色・変色部位もきちんと修復されて目立たなくなり、バッグがキレイだったころの状態に近い仕上がりに。
バッグクリーニングもリカラーも、ご家庭で再現することは非常に難しい技術です。
高度なバッグクリーニング技術・リペア技術を備えたデアの職人が担当し、丁寧にお取り扱いさせていただきます。カビがついてしまったバッグも、ぜひお任せください。
Title エナメルのバッグの汚れと、エナメルのハゲが気になります。エナメル再加工ってどんな技術ですか?
高級ブランドのエナメル製のバッグ。明るい色味のバッグなので使っているうちに全体的にうっすら黒ずんでしまい、バッグのカドの部分はエナメルがハゲているのが気になります。
黒ずみはバッグクリーニングでキレイになるものですか?
エナメル再加工ってどんな技術ですか?
デア クリーニングカウンセラーより
高級ブランドのお洒落なエナメルのバッグ。
カジュアルスタイルにも、フォーマルシーンにも合わせられるので重宝なアイテムですよね。
しかし、エナメル素材でできたバッグやお財布は、実は比較的トラブルが起きやすい、という弱点があります。
表面のコーティングが劣化してベタベタした手触りになってしまったり、うっかりつけてしまった汚れが落ちにくかったり、使ううちにカドの部分のエナメルがハゲてきたり擦り切れてきたり…。
結論から申し上げますと、エナメル製のバッグの場合、黒ずみや汚れはバッグクリーニングだけでは落とすことができません。エナメル再加工を施して、初めてキレイにリペアすることができるのです。
一般的に高級ブランドに使われるエナメルレザー(別名・パテントレザー)は、皮革にウレタン樹脂のコーティングがされてある素材のこと。
表面のツルンとした質感から、「汚れがついても手入れが楽そう、汚れがつきにくそう」というイメージを持ちますが、実は違います。
コーティング表面には、肉眼で見えないほどのごくごく微小な穴が無数に空いていて、そこから黒ずみや汚れが入り込み、なかの皮革に付着します。一度皮革についてしまった汚れはエナメルコーティングが邪魔をして、今度は上から普通に拭きとっても落とせなくなってしまうのです。
そんなときに有効なエナメル再加工とは、このような技術です。
まずは劣化してしまったエナメルコーティングをいったん除去します。そしてなかの皮革についている汚れを落とします。
落としきれないシミや黒ずみは顔料・染料で目立たないように染め、最後に、再度エナメルコーティングを施します。エナメルレザーがハゲている・擦り切れているという場合も、皮革の補強をしてから再びエナメルコーティングを施すという作業を行います。
エナメル再加工のバッグリペアはとても難しい技術で、日本国内では限られた業者しか取り扱いがないのが現状です。
デアのエナメル再加工は、高いバッグ修復技術を持つ専門の職人が担当します。いたんでしまったエナメルバッグやエナメルのお財布は、クリーニングとエナメル再加工のメニューでご依頼くださいね。